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つまらない妄想話でも宜しければ、お話して差し上げましょう……
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ウルカーンへ温泉旅行@ジルオール女主人公ズ
妄想がウフフアハハな方向へかっ飛びました。完全に勢いで書いてます。
「捏造?バッチコイやぁ!」という方は以下のリンクからどうぞ♪


*補足*
黄金主:イリア
ミイス主:キャロル
旅先女主:レイ
始まり女主:ミーティア
闇塔女主:パルテノス

 

 親睦会を兼ねて、ウルカーンへ温泉旅行に出かけた無限のソウル達ご一行。
 年頃の女の子達が集う女風呂では、やはり自然な流れというか、男子禁制なその手の話題で会話が弾んでいた。

 

「……どうしてなんですか」

 恨みがましい声音で呟いたのはキャロル。エメラルド色の瞳には、怨嗟の色が浮かんでいるように見える。
 険しい視線を向けられたイリアとレイが少しだけたじろいだ。迫力は皆無だったが、いきなり睨みつけられて戸惑いを隠せないようだ。

「いきなり何なのだキャロル」
「私達、何か気に障るような事した?」
「……どうしてなんですか。どうして二人ともそんなに、お、おっきいんですか!」

 そう喚くと湯船に顔を突っ込んで暴れ始める。唐突なキャロルの奇行に唖然とするイリアとレイ。

「落ち着きなさいってばキャロル。意味分かんないわよ」
「がふげふッ。お、落ち着いてなんていられませんがはごほ!お湯思いっきり飲んじゃいましたがふげふ」
「ああもう、ほら背中擦ってあげるからゆっくり喋って」
「大きいとは一体何を指して言っているんだ?」
「そ、それですッ。どうしたらそんなにおっきくなるんですかー!?」

 びし、と二人の胸元を指差して喚くキャロル。彼女の言わんとする事をようやく理解したイリアとレイは思わず赤面してしまう。
 確かに二人のサイズは標準からしてみれば大きい部類に入るのだろう。そしてキャロルのそれは……明らかに標準のそれより、小さい。

「わ、私だって牛乳飲んだりそれなりに努力はしてるつもりでしたが、でもイリアさんとレイさんは大きすぎます!一体どうしたらそんなにおっきくなるんですか!この圧倒的な戦力差、絶対何か秘密があるとしか思えません!さあ大人しく吐いちゃってくださいそうすればお上にも情けはあります!」
「……突っ込み処は満載だがあえて無視させてもらおう。別に何も秘密などありはしない」
「そ、そうよ。別に大袈裟な事はなにもしてないわよ?」
「それじゃあ立派なそれは天然モノだって言うんですか!うわあああん贔屓にもほどがあります酷いです横暴です神様の意地悪ー!」
「……仮にも神殿巫女がそう言うのもどうかと思うが」
「女の子の価値は胸の大きさで決まるものじゃないし、気にしちゃ駄目よ?」
「こればかりは個人差があるからな。そう悩むものでもないだろう」
「二人は大きいからそう言えるんですー!持たざる者の悩みは一生理解できません!」

 ざぶーん。テンション共々完全に沈没してしまったキャロル。
 どう声を掛ければ良いかイリアとレイが考えあぐねている所へ、ミーティアとパルテノスが近付いてくる。一部始終を完全に面白がって傍観していた二人の表情は妙に明るい。

「ねえキャロル、こんな言い伝え知ってる?好きな人に揉まれると、大きくなるらしいわ!」
「ほ、本当ですかミーティアさん!」
「どうやらガセでもないらしいわよ。だからイリアとレイはあんなにおっきいんだわ」
「ちょ、いきなり何を言い出すんだミーティア!」
「なるほど、これで合点が行きました!イリアさんはレムオンさん、レイさんはゼネテスさんに……!」
「わああああッ!ばばば馬鹿な想像はよせキャロル!ゼネテスとはまだそんな関係じゃない!」
「………………そっか、最近ちょっと鎧の胸元がキツいと思ったら」
「ええっ、イリアまさか卿ともうそんなカンケイにっ!」

 妙に悔しそうなレイ。秘かにイリアに対抗意識を抱いていたらしい。
 余談だがレイは今だ想い人と手を繋ぐことすらままならないそうである。

「意外な事実が判明したのです。ふふっ」
「妙に嬉しそうねえパルテノスったら」
「……ああすこぶる楽しいさ。二人の恋愛模様は以前からかなり興味があってね……フフ。いや、実に愉快だ!」
「あ、またパルテノスの人格変わった。でもイリアとあのいけ好かないおさげがそこまで進展してたなんて、ちょっと驚きよねー」
「二人ともオクテだと思っていたが、やる事はしっかりやっていたという訳だな」
「問題はレイよね。ゼネテスもさっさとモノにしちゃえばいいのにさー」
「激しく同意見だ。意外とあの御仁も奥手だったのだな……フフ」
「………………ミーティアとパルテノス、ちょっと後で話があるから体育館裏に来い」

 顔を真っ赤にしたレイがドスを利かせた声で呟いた。体育館裏って何処だ。

「好きな人に揉んでもらえばおっきくなるのですね!ではミーティアさんもベルゼーヴァさんに……?」
「ん、アタシのこれは自前よ自前。まだあいつには触らせてやんない」
「えと、じゃあパルテノスさんのお相手は一体誰なんですか?」
「私は最初からこの大きさなのです。きっと作り主の趣味だと思うのです」
「んーと、一応言っておくけど私も昔からこんな感じよ。兄様が触ったからだとか決してそれだけじゃ」
「じゃあ結局のところ、みなさん天然モノって事なんですかーっ!」

 キャロルが盛大に嘆く声が響き渡った。
 ちなみにミーティアとパルテノスは一般的なサイズだと推測されるが、キャロルからしてみれば十分に大きい範疇に入る。

「ならキャロルも好きな人に揉んでもらえばいいじゃん」
「アドバイスありがとうございますミーティアさん!なら後でロイ兄さんに頼んでみますね!」
「待て待て待て。さすがに兄妹でそれは犯罪じゃないのか」
「だって好きな人って言ったじゃないですかー。兄さんなら頼みやすいですし」
「キャロルの認識ってたまに危なっかしいわよね……」
「セラさんには頼まないのですか?一番適任のように思うのです」
「きゃー駄目ですパルテノスさん!はははは恥ずかしいです今はまだーっ!」
「フフ……何といじらしい。まだという事は、予定のうちに入っているのだな」
「またパルテノスのスイッチ入っちゃった。何なら、私からセラにそれとなく頼んでみるけど?」
「イリアが恋愛沙汰に介入すると余計に拗れそうな予感がする」
「失礼ねえレイったら!」

 わーわーぎゃーぎゃー。女の子達の恋バナは留まる所を知らない。
 隣の男湯でしっかり全てを耳にしていた男性陣。居心地悪そうに顔を赤らめていたりしたのだが、当然彼女達がそれを知る由も無かった……

 

 


*しょうもない比較*
イリア>レイ>>>ミーティア≧パルテノス>>>越えられない壁>>>キャロル

 

………………お粗末さまでしたー!(脱兎)

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