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しょっぱなから何かぼやいてます。
「Roman」コミックス1巻の発売は延期だそうです。
残 念 だ っ た ね ぇ !
じまんぐさんボイスでこう言われたらむしろ元気出るかも(笑)
うーん、道理で予約受け付けてくれなかった筈だ。
少なくとも発売は3月以降になるそうな。ちぇー。
上とは全然関係ない話ですが、「恋人を射ち堕とした日」に影響されてレム主SSをぽちぽち書いてました。
短い話なのにやたら完成に時間が掛かってしまったのは、きっと私に文才が足りないから。
しかもタイトル未定。ネーミングセンス皆無なんでタイトルにはいつも苦労させられる。
無印未プレイな挙句に、インフィニットでレムオンを闇落ちさせた事が無いので完全に妄想で書いてます。
至らぬ点が満載かと思いますが、大目に見てやってくださひ・・・・・・。
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それは訪れたかもしれない運命。
私の両の手に握られた二振りの剣が、銀色に煌めく。
途切れ途切れの記憶。
朦朧とした意識の中。
視界が闇色に染まる。
誰かの悲痛な叫び声。
ああ、それが私の悲鳴であると気付いた時は既に、私の刃は貴方の胸を、正確に刺し貫いていた・・・・・・。
「これでいい」と貴方は言った。
お前を苦しめるだけの存在になりたくはない。だから、これで良かったのだと。
「愛している」最期にそう囁いて。
私の胸の中で逝った貴方の身体は、この世界の何よりも、冷たい、冷たいものに感じられた・・・・・・。
ああ、何故護り切れなかったのだろう、誰よりも愛しい存在を。
よりにもよって、愛する人をこの手で殺めてしまった!
私の中で何かが壊れ落ちる音がした。
――貴方の居ない世界で、私はどのように笑えばいいの?
愛する人を拒んだこの世界で、私はどのように生きていけばいいの?
――もう世界なんて、どうなったって構いはしない。
愛しい貴方の・・・・・・貴方の居ない世界なんて――
私を呼ぶ声が聞こえる。
ゆっくり瞼を開くと目の前には、心配そうに私を見つめる愛しい人の姿が在った。
先程この手で殺めてしまった筈の存在。
しかし今、彼は確かに生きて、其処に存在していた。
私の頬を撫ぜるその手の温もりが、彼の生を如実に表している。
「・・・・・・悪い夢を見たのか?」
「ええ、そう。とても悪い夢を見たの」
「顔色が悪い。何処か具合が悪いのか?」
「・・・・・・ええ、少しだけ疲れたわ」
安堵の溜息と共に、ぐったりと疲れていた身体を投げ出そうとする。
その身体を、彼が抱え上げぎゅっと抱き締めてくれる。
鼓動が伝わってくる。貴方が生きているという、何よりの証。
夢の中とは正反対の、暖かいその温もりに身を任せる。
あの日、破滅という名の闇へ堕ちていく筈だった彼の運命を、私はこの手で捻じ曲げた。
絶望に沈む彼を、この手で必死で救い上げたのだ。
闇の王女の哄笑、虚無の少年の楽しそうな笑い声が、破滅の旋律を伴い響き渡る中で。
けれど私は、決して彼の手を離そうとはしなかった。
愛しい存在を、この命に代えても護りたかったから――
あの時彼の手を離していたら。
その先に待ち受けていたのは、きっとあの悪夢のような光景なのだろう。
だけど私は離さなかった。絶対に失いたくない、大切な温もりを。
だから今、こうして彼の体温を全身で感じていられるのだ。
その暖かさこそが、貴方が確かに生きて其処に存在しているという、紛れもない証。
「疲れているのなら少し眠れ。ずっとこうしていてやる」
「・・・・・・うん、ありがとう・・・・・・」
愛しい人の腕の中なら、もうあのような悪夢を見ることはないだろう。
あれは選び取らなかったもう一つの可能性。訪れなかった運命なのだから。
愛しい温もりに身を任せ、私はゆっくりと目を閉じたのだった――
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夢オチでした☆(爆)
切ない話もいいけれど、やっぱり二人をいちゃつかせたくて、つい。
女主視点とレムオン視点の2部作予定ですが、義兄編は冒頭で躓いてます。
日本語ってこんなに難しかったっけ・・・・・・?
でもってタイトル未定。
保存用に仮タイトル「夢のあとさき」と付けましたが、多分変更するかも。
アリプロの歌詞とか曲タイトルを参考にしようと、さっきまでガサゴソとアルバム漁ってました。
サンホラ曲をテーマにした癖に何でアリプロなのさ。
ネーミングセンスの神よ、私に降りたまへ・・・・・・!(他力本願か!)