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高田崇史先生の「QED」シリーズを一気読みしてました。
9巻「鬼の城伝説」&10巻「~ventus~熊野の残照」
文庫化するまで辛抱しているので、新書版で発売されている11巻以降はお預けです。
10巻は地元が舞台だったので食い入るように読み耽ってました。
時系列としては、まだ熊野古道が世界遺産に認定される前の話。
ventusという事で今回はシリーズ番外編。熊野出身だが故郷を捨てた、とある女性が語り手です。
熊野出身と言っても彼女は那智(和歌山県)出身設定です。熊野市は三重県にあるというのは、案外知られてないみたいですね。
私は熊野市在住じゃないけれど、なんか悔しい~。
今回の舞台は熊野三山(本宮・速玉・那智)です。
つまり我らが三重県にギリギリ掠ってない。ええい悔しいぞ!(何)
花の巌(いわや)や七里御浜など三重県のエピソードもちょこっと語られてました。まぁ地元民なら誰でも知ってる程度しか触れられてませんでしたが。
学生時代は地域古典学んでました。眠かったけど好きな授業でしたよ☆(寝んなや)
ちなみにQEDはミステリですが、この巻に関しては主人公は殺人事件に巻き込まれません。主人公は。
熊野三山で奉られている神の正体などなど、こっちの謎解きが今回のテーマでした。
山火事の危険が危ぶまれる那智山で、何故火祭りが行われるのか?とか。
那智の滝は家族でよく行くけれど、次に行く時は見る目が変わっちゃいそうです。葬られた歴史の闇が浮かび上がってくるわくるわ。
QEDシリーズはこうした知られざる闇に葬られた歴史などを取り上げているので、これを読むと歴史の教科書が素直に信じられなくなります(苦笑)
あくまで勝者の歴史なんだなぁ、と。
今年は初詣サボっちゃったけど、来年はきちんと行ってこよう!
おみくじで凶を引こうが吉を引こうがあまり気にしない性質だけど、毎年引いてる不思議(笑)