つまらない妄想話でも宜しければ、お話して差し上げましょう……
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RPGツクールでコソコソ作成中の捏造ジルRPGのイベント用に使う予定のネタです。
全員集合ED後で我が家の主人公総出演。こんなんでも閣下×始まり女主だと言い張ってみます。
オチはどこかに置き忘れました……
全員集合ED後で我が家の主人公総出演。こんなんでも閣下×始まり女主だと言い張ってみます。
オチはどこかに置き忘れました……
「残念ながら、その提案は呑めません」
「何故です、陛下」
「考えても御覧なさい。これ以上、貴重な人員を手放す訳にはいかないのです」
「陛下、しかし……」
「人類の革新よりも先に、やるべき事は沢山あるでしょう? 先の戦いでこのエンシャントも、相当の被害を被ったのですから」
かつては部下だった女性が毅然とした態度で言い放つのを、ベルゼーヴァはただ傅きながら聞く事しか出来なかった。
ディンガル新皇帝ザギヴ。この国に於ける最高の権力者。皇帝に即位してからは彼女に絶対の忠誠を誓い、自分の伴侶(となる予定)の少女と共に、この国の為に邁進して来たつもりだった。
だが今はここで折れる訳にはいかない。エンシャントの復興も勿論大事だが、自分達には人類の革新という、崇高にして偉大なる目標があるのだから。
「復興団の活動も軌道に乗ってきました。他国からの援助で資金も十分に潤っている筈です。今更私と彼女が抜けた所で、大きな損失にはならないと思いますが」
「貴方は大きな勘違いをしています、ベルゼーヴァ・ベルライン閣下?」
「……それはどういう意味でしょうか」
「ロストールにはノーブル伯イリア、女王騎士ナツキが居ます。今は行方が分かりませんが、レイ・ソウマもロストール側に付くでしょう。彼女はアトレイア女王の友人……というか、むしろ信者ですから。微妙な立場ですが恐らく兄のシンも、ロストール側の人間と見なしてよいでしょう」
「…………申し訳ありません。話がよく見えないのですが」
「狡いとは思いませんか? 無限のソウルを持つ勇者達は皆、ロストールに取られてしまっているのですよ!」
「………………」
「唯一ミーティアだけがディンガルに残ってくれたのに……。貴重な人材を、ここで手放す訳にはいきません」
それが彼女の本音なのだろうか。
和平を結んだ今、ロストールとディンガルが争う事は今後はもう無い筈だ。恐らくザギヴは戦力面の事を言っているのでない。ただ純粋に、人材面でロストールに負けるのが悔しいのだろう。
イリアとナツキが故郷ロストールを離れる可能性は皆無だ。赤髪の英雄・シンとレイの兄妹もかつては前王妃エリスの部下であったし、そもそも彼らの行方は掴めていない。
中立派だったケインとキャロルもそれぞれ仲間達と旅立ち、これまた行方が分からない。ベルゼーヴァの血縁者(?)パルテノスも恩人に手紙の一つも寄越さぬまま姿を消し、魔人の子アスカは姉ミーティアに行き先も告げずに旅立っていった。恐らくリベルダムに居るだろうというのが姉の推測だが、どのみちディンガルに戻ってくる可能性は無いに等しい。
そんな中、唯一ディンガルに籍を置いたのがミーティアだった。恋仲となったベルゼーヴァにくっついてきたのだが、親友であるザギヴの事もよく助けていた。だが恋人が人類革新の為にエンシャントを去るとなれば、彼女も恐らく行動を共にするだろう。口では何のかんの言いながら、ベルゼーヴァを慕っているのは間違いないのだから。
「……しかし陛下、私達は誓ったのです。人類の革新を共に目指そうと……」
「本当のところはどうなのですか? 彼女、人類の革新とやらが何なのかを、正直よく分かっていないように見受けられるのですが」
「そ、それは……っ!」
「……ここには私達しか居ません。以前の話し方で結構です、宰相閣下」
「では失礼して……。それは追々彼女にも理解してもらうつもりだ。余計な口出しはしないでもらおうか」
「よく分かっていない目的の為に彼女を連れ出そうというのですか。そんな事は認められません」
「……いいだろう。そこまで言うなら彼女本人に聞いてみるとしよう。私と共に人類の革新を目指すか、それとも此処で君の右腕として働くのか」
「…………」
「…………」
「……何だかこれでは、私が恋人達の仲を裂こうとする悪者みたいね……」
実際そうだろう、という台詞を辛うじてベルゼーヴァは飲み込んだ。仮にも相手は皇帝である。
「ところで肝心のミーティアは今何処に?」
「三日前から故郷のオズワルドへ帰省中だ」
「まさか愛想を尽かされたのではないでしょうね。実家に帰らせて戴きます、なんて……」
「断じてそのような事はない!!!」
色々とすみません……(脱兎)
この後、姿を消した闇塔女主パルテノスが現れたり、実家に帰ったまま行方不明となってしまったミーティアを探す為、閣下とパルテノスが共闘したり……という構想があったりしますが全ては未定。
*補足めいた自分用メモ*
黄金主イリア:義兄と共にロストール王家に仕える
王城主ナツキ:女王騎士に就任。アイリーンは同僚
旅先双子シン&レイ:ルルタン、ゼネさん、カルラと全国行脚中
ミイス主キャロル:セラと全国行脚中
テラネ主ケイン:ナッジ、ヴァン、エステルと全国行脚中
始まり男主アスカ:クリュセイスの元でリベルダム復興を支援したり、エルファスと大陸行脚したり
始まり女主ミーティア:閣下と共にザギヴに仕えていたが?
闇塔女主パルテノス:???
我が家ではこんな感じです。
「何故です、陛下」
「考えても御覧なさい。これ以上、貴重な人員を手放す訳にはいかないのです」
「陛下、しかし……」
「人類の革新よりも先に、やるべき事は沢山あるでしょう? 先の戦いでこのエンシャントも、相当の被害を被ったのですから」
かつては部下だった女性が毅然とした態度で言い放つのを、ベルゼーヴァはただ傅きながら聞く事しか出来なかった。
ディンガル新皇帝ザギヴ。この国に於ける最高の権力者。皇帝に即位してからは彼女に絶対の忠誠を誓い、自分の伴侶(となる予定)の少女と共に、この国の為に邁進して来たつもりだった。
だが今はここで折れる訳にはいかない。エンシャントの復興も勿論大事だが、自分達には人類の革新という、崇高にして偉大なる目標があるのだから。
「復興団の活動も軌道に乗ってきました。他国からの援助で資金も十分に潤っている筈です。今更私と彼女が抜けた所で、大きな損失にはならないと思いますが」
「貴方は大きな勘違いをしています、ベルゼーヴァ・ベルライン閣下?」
「……それはどういう意味でしょうか」
「ロストールにはノーブル伯イリア、女王騎士ナツキが居ます。今は行方が分かりませんが、レイ・ソウマもロストール側に付くでしょう。彼女はアトレイア女王の友人……というか、むしろ信者ですから。微妙な立場ですが恐らく兄のシンも、ロストール側の人間と見なしてよいでしょう」
「…………申し訳ありません。話がよく見えないのですが」
「狡いとは思いませんか? 無限のソウルを持つ勇者達は皆、ロストールに取られてしまっているのですよ!」
「………………」
「唯一ミーティアだけがディンガルに残ってくれたのに……。貴重な人材を、ここで手放す訳にはいきません」
それが彼女の本音なのだろうか。
和平を結んだ今、ロストールとディンガルが争う事は今後はもう無い筈だ。恐らくザギヴは戦力面の事を言っているのでない。ただ純粋に、人材面でロストールに負けるのが悔しいのだろう。
イリアとナツキが故郷ロストールを離れる可能性は皆無だ。赤髪の英雄・シンとレイの兄妹もかつては前王妃エリスの部下であったし、そもそも彼らの行方は掴めていない。
中立派だったケインとキャロルもそれぞれ仲間達と旅立ち、これまた行方が分からない。ベルゼーヴァの血縁者(?)パルテノスも恩人に手紙の一つも寄越さぬまま姿を消し、魔人の子アスカは姉ミーティアに行き先も告げずに旅立っていった。恐らくリベルダムに居るだろうというのが姉の推測だが、どのみちディンガルに戻ってくる可能性は無いに等しい。
そんな中、唯一ディンガルに籍を置いたのがミーティアだった。恋仲となったベルゼーヴァにくっついてきたのだが、親友であるザギヴの事もよく助けていた。だが恋人が人類革新の為にエンシャントを去るとなれば、彼女も恐らく行動を共にするだろう。口では何のかんの言いながら、ベルゼーヴァを慕っているのは間違いないのだから。
「……しかし陛下、私達は誓ったのです。人類の革新を共に目指そうと……」
「本当のところはどうなのですか? 彼女、人類の革新とやらが何なのかを、正直よく分かっていないように見受けられるのですが」
「そ、それは……っ!」
「……ここには私達しか居ません。以前の話し方で結構です、宰相閣下」
「では失礼して……。それは追々彼女にも理解してもらうつもりだ。余計な口出しはしないでもらおうか」
「よく分かっていない目的の為に彼女を連れ出そうというのですか。そんな事は認められません」
「……いいだろう。そこまで言うなら彼女本人に聞いてみるとしよう。私と共に人類の革新を目指すか、それとも此処で君の右腕として働くのか」
「…………」
「…………」
「……何だかこれでは、私が恋人達の仲を裂こうとする悪者みたいね……」
実際そうだろう、という台詞を辛うじてベルゼーヴァは飲み込んだ。仮にも相手は皇帝である。
「ところで肝心のミーティアは今何処に?」
「三日前から故郷のオズワルドへ帰省中だ」
「まさか愛想を尽かされたのではないでしょうね。実家に帰らせて戴きます、なんて……」
「断じてそのような事はない!!!」
色々とすみません……(脱兎)
この後、姿を消した闇塔女主パルテノスが現れたり、実家に帰ったまま行方不明となってしまったミーティアを探す為、閣下とパルテノスが共闘したり……という構想があったりしますが全ては未定。
*補足めいた自分用メモ*
黄金主イリア:義兄と共にロストール王家に仕える
王城主ナツキ:女王騎士に就任。アイリーンは同僚
旅先双子シン&レイ:ルルタン、ゼネさん、カルラと全国行脚中
ミイス主キャロル:セラと全国行脚中
テラネ主ケイン:ナッジ、ヴァン、エステルと全国行脚中
始まり男主アスカ:クリュセイスの元でリベルダム復興を支援したり、エルファスと大陸行脚したり
始まり女主ミーティア:閣下と共にザギヴに仕えていたが?
闇塔女主パルテノス:???
我が家ではこんな感じです。
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