つまらない妄想話でも宜しければ、お話して差し上げましょう……
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お題に挑戦シリーズ、再び開始してみました☆(もう1年ぶりくらい)
多分今回も全てジルオールになると思います。
時間掛かる事と思いますが、長い目で見てやってくださいませ。
今回も「台詞」シリーズです。ここのサイト様のお題はどれも格好いいものばかりで目移りしまくり。
多分今回も全てジルオールになると思います。
時間掛かる事と思いますが、長い目で見てやってくださいませ。
今回も「台詞」シリーズです。ここのサイト様のお題はどれも格好いいものばかりで目移りしまくり。
あの居場所は、私だけのものだった筈なのに。
響き渡る少女の悲鳴。
傷を負いながらも、なお少女を守ろうとする男の苦しげな喘ぎ声。
少年の怒声、彼の傍に居た青年が焦った様子で何かを叫ぶ。
全てが、全てが遠い世界の出来事のように思えた。
「ふふ・・・・・・彼はアトレイア王女を庇ったねぇ」
耳元で誰かが囁く。
どこか嬉しそうな響きを伴った声音。
何が、何が面白いというのだろう?
目の前に繰り広げられる光景の、あれの何が面白いというのだろう!
「来いよ、タルテュバ・・・・・・命と引き換えに、とびっきりのカウンターを決めてやるぜ・・・・・・」
「いやあああぁぁぁッ!!!」
「おやおや、あんなに必死になってタルテュバの注意を引きつけてるよ・・・・・・さすが、ホンモノの王女様は違うねぇ?」
再び、耳元で囁く声。
その声音はやはりどこか面白そうな色を含んでいる。
止めて・・・・・・もうこれ以上、私に何も見せないで、聞かせないで!
「ゼネテスさん、アトレイアっ!」
「くっ・・・・・・ナツキ、行くぞっ!」
「は、はいっ、兄さん!」
「アハハっ、ノーブル伯もレムオンも、みーんなアトレイアの味方みたいだね!」
誰も、誰も自分の方に見向きもしない。
皆アトレイアの味方をするというの?彼女が本物の、王女だから?
自分は偽りの王女でしかないから?
「ふふ、その通り。
これを見て分かっただろう?君は偽りの光の王女なんだ!」
アハハハ・・・・・・と、少年の嗤う声を聞いて、心の内側で何かが弾け飛んだような気がした。
赦さない。私の居場所を奪った、あの少女を赦さない。
あの居場所は本来、私のものだった筈。
だけどあの少女が現れた所為で、全てが狂い始めてしまった!
「ならば奪い返せば良いじゃない。
僕は君に、力を与えてあげる事が出来る・・・・・・どう、僕と共に来ない?」
それは甘美な誘惑の声。
手を取れば後戻り出来なくなる。
心の中で警鐘が鳴り響く。
しかし、脳裏に焼きついたあの光景が最後の理性を打ち消す。
もう自分は少年の囁きに抗う術を、持ち合わせてはいなかった・・・・・・。
「・・・・・・そう、ならば奪い返すまでだわ。
彼女には、何も・・・・・・何も渡しはしない!」
「ふふっ・・・・・・それでいいんだよ、ティアナ王女。
闇の王女となるべき君を、僕らは歓迎するよ!」
そうして自分は、少年の手を取る事となった。
全てを取り戻す為・・・・・・いや、全てを闇に帰す為に。
台詞で20のお題4
配布元:SNOW STORM
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ものっそい分かりにくいですが、空中庭園イベントを舞台にしてみました。
例によってティアナ様が闇落ちしてます。毎回毎回本当ゴメンナサイ(爆)
ノーブル伯を男主にしてる辺り、私のひねくれ度合いが如実に現れているなぁ。
2番目のお題「お行き」のイメージがまだ上手くまとまってないので(おおまかなネタはある)、多分3番目の「私はこんなに幸せなのに・・・・・・」から取り掛かる予定でいます。
義兄×黄金主になる予定です。多分・・・・・・(え?)
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